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再会 [Hちゃん(家庭教師)]

再会を楽しみに…とこの場所に記した、最後の日から三年の月日が流れました。
私にとっては結婚、出産と、激動の三年を経て。
Hちゃんに再会しました。

彼女の住む市には、日常生活で訪れることもほとんどなく、三年ぶりの道。
懐かしすぎました。

時間つぶしをしていたコンビニ、時折、買い物に立ちよっていたスーパー、
気分転換をしたい時に立ち寄っていたスタバのドライブスルー。
二年間の間日常だった景色を懐かしく眺めながらのドライブ。

あたたかな春の風は、三年前、最後の挨拶に訪れた時と同じ匂いがしました。

今年大学受験だった彼女、「キープはしてあるのですが、納得いかないので、後期まで頑張ります」と連絡があり、その後、「第三志望になっちゃいました。○○大学の経済学部です。」と報告がありました。

久々に止めた家の前、メールをすると、変わらないお母様と綺麗になったHちゃんが出てきました。
立ち話をして、帰りにまた立ち寄る約束をし、ふたりで近くのカフェへ。
数時間あっという間でした。 

彼女が進学したN高校は、自由な校風が人気の高校。入口はそれなりの内申を必要とするのですが
自由ゆえに、「大学進学率は悪い」のだそうで、先日会ったN高近隣に住むSちゃんいわく「N高は入る時頭いいのに出る時馬鹿になってる(笑)」のだそうです(笑)
Hちゃんは、この地区で最難関の私立大学を第一志望としていたそうです。
しかし、ぎりぎり受かるはずだった第一志望はあえなく玉砕。確実に受かるつもりでいた第二志望もまさかの不合格だったそうです。
センター失敗して、気持ちが落ちていたところで、インフルエンザを拾ってしまった。
そこから、一週間勉強できなくて、それでも、必死で机に向かおうとしてみたけど、なんにも頭に入らないだけじゃなくて、なんかそこから、どんどん知識が抜けて行ってしまって立て直せなかった。

お母さんいわく、「メンタルの弱さが出たのよね。高校受験の時、手が痙攣したじゃないですか。あれと同じで、あのころよりは強くなったけれど、でもまだまだだったね。でもきっと決まった大学が一番いいのよ、大学生活楽しんで、次は、就活の時に、この経験を活かせたらいいね。」と。
相変わらず、Hちゃんのお母さんは素敵でした。


ただ、彼女は言っていました。高2から通い始めた予備校のおかげで、第一志望の大学を受けられるまでに成績も伸びたし頑張れた、と。
通っていた予備校では、自分の通っていた高校が一番レベルが低かった。東大、京大という名だたる大学志望者もいる中で、刺激を受けられたのがよかった、と。

その中で恋をし、好きな人を見つけ、そして勉強にも励んできたHちゃん。

高校生活は「最高に楽しかった」のだそうです。
たくさんの友達に囲まれ、にぎやかに、高校生活を謳歌した様子が数時間の会話の中でいきいきと伝わってきました。この春休みも、家にいる暇がないほど、多くの友人たちとの予定が詰まっているそう。

こだわって決めた部活動も「結局、県大会まで出られました。途中からは他に興味がうつって部活に気持ちが入らなくなったこともあったけど、続けて良かったです。」と。

目の前の成績アップや高校合格も確かにひとつの目標でああり喜びです。

けれど、やはりそれ以上に、泣いて悩んで頑張りぬいて選びとった学校での生活が
「最高に楽しかった」と、そんな報告を聞けると、嬉しくてたまらないですね。
本当に嬉しい。
人生の貴重な三年間の楽しい思い出を作るための一端を担えたのなら、こんなに幸せなことはありません。

成績を上げることで、可能性がひろがり、成績が上がることで自信がつき、気持ちも雰囲気も変わっていく、そうしてその積み重ねが、未来を変えていく。
私の仕事の最終目標は、学習というものを通して、「生徒の可能性を拡げ、それぞれが自立して幸せに生きられるようにすること」だと思っています。
元生徒達が、それぞれの道で、きらきらと輝きながら生きている様を見られるのは幸せです。
そして、中学の数年間、一緒に過ごしただけの私のことを覚えていてくれて、会いたいと思ってくれることも
本当に有り難いこと。幸せだなと思います。

Hちゃんにせよ、他の元生徒達にせよ、中3での私の授業は、厳しいときもあったと思います。
多分、私の知らないところで、泣くことも、こんなにやらなきゃいけないの?と思うこともあったと思います。それでも、最後まで信じてついてきてくれて、ありがとう。そして、今に続く縁をありがとう。

そういえば、久々にお邪魔したご家庭で「わあ、懐かしい」と声を上げた私にお母さんが笑っておっしゃいました。
「三年前はこの場所で、先生と三人で、志望校どうしようかああでもないこうでもないって、話してましたよね。懐かしい」

本当に…あれから三年。


さて。嬉しく帰宅し、そして翌日は家庭教師。 
「その字はOKできないなあ。書き直してね♪」
「書いてきました、じゃ意味ないよ」
本気で勉強していると、テキストはこんな風になります、見てください、保護者と生徒の前で毎年開く、私がお手本にしているテキストは7年前のSちゃんのもの。
彼女が残した多数のチェックや書き込みを今やお手本として広げている私です。


Hちゃんに分けてもらったパワーも、今の生徒たちへの授業へと向けて、
今の生徒達がまた、それぞれの道で可能性を拡げ、たくさんの喜びやキラキラを手に出来る未来へ向かえるように、しっかりサポートしていきたいと思います。



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かけがえのないもの [Hちゃん(家庭教師)]

Hちゃんのお宅へ、最後の挨拶に向かいました。

例年、日中に伺うことが多いのですが、お母様がお仕事をされていることもあり
夜、家庭教師をしていたのと同じくらいの時刻に。

通いなれた道も最後になります。
ここは、彼が住んでいる街でもあり、結婚にあたって、彼もこの街を出ます。
ですから、これからは、私がこの街を訪れることもおそらく少なくなるでしょう。

毎年の感慨とともに。

迎えてくださったお母様に、おめでとうございます!と挨拶を交わしてから
いつも、この瞬間のために家庭教師をしてきたのかなと思う
Hちゃんの最高の笑顔に出会えました。

合格通知書や色々な書類を見せてもらいながら、途中からはお母様も交えて
おしゃべりを楽しみました。

お母様からは、御礼を頂いたのですが、それとともに、こんな言葉を頂きました。

「先生を信じて二年間ついてきて本当によかったです。本当に…勉強を教えてくださっただけでなくて、
この子に寄り添ってくださって、授業も延長して下さったり、入試前も、この子だけじゃなくて私も本当に精神的に有り難かったです。」

「この子は長女なので、お姉さんみたいな感じで、これからも相談とか乗って頂けたら嬉しいです」
そう言って頂き、見送って頂いて。

帰路。
信号待ちの道で、涙があふれました。

Hちゃんのお母様の言葉が涙腺を刺激しました。

五年前までの私は、確かに、生徒の心に寄りそうことを、何よりも大切にしていて
そして、成績アップとかそんなことよりも何よりも、生徒のことが大切でした。

あの年の秋。
私が受け持っていた中3のクラスのTくんが、塾を辞める、と言いだしたことがありました。
中2の頃は良かった成績が、どんどん下降していた彼は、夏期講習でも大手塾へ行っており、
その後、退塾の申し出があったそうでした。
成績が下降し続けていた彼は、精神的に多少不安定にもなっていました。

その時、私は塾長に言いました。
「ショックです。私の力不足ですけど。すっごく寂しいです」それは本音でした。

塾長は私の言葉を、Tくん本人に伝えたようでした。

その後、まもなくTくんのお母様から、退塾撤回の申し出があったと聞きました。
その代わり、Tくんは、通塾日を一日増やしました。
笑顔で、「先生、先生のために残ったったわ。合格したら好きなもんおごってね」
そう言われました。

私を信じて、残ってくれたのに…それからまもなく、私が塾を辞めた時
その出来事が、刃のように刺さり続けて、胸の奥の鈍痛が続きました。
苦しすぎて、涙も出ませんでした。

あの年に悔んだこと、苦しんだエピソードは数限りなくあります。
けれども、Tくんとの出来事は、そうしたエピソードの中でもとても大きいものでした。

あの後、家庭教師を始めた私は、
どこかで、生徒との間に距離を作っていました。
塾とは異なる家庭教師という環境もあったとは思いますが、私自身、生徒の心の中に入り込むことを
しようとは思いませんでした。
家庭教師として、成果をきっちり出すのは当然。時間内で成果を出すのも当然。
そう思い、塾講師時代は、試験前、毎日のようにしていた延長も一切しませんでした。

私の中には、こんな思いもありました。
誰かと強い関係を築いてしまったら、もしそれが不可抗力で崩された時、
他の相手の授業で、同様の効果を出せなくなってしまうかもしれない。
お互いに傷つくかもしれない。
あくまで「私じゃなきゃダメ」ではなく、どんな講師とでも、そして、生徒が一人でやっていけるように、する方が良いんだと。

多分、それはひとつの見方からしたら正論だと思います。
私が、生徒の人生にどこまでも付いていくこと等できないからです。

ただ、事の是非はさておき、それは、「私らしい」やり方ではありませんでした。

Hちゃんのキャラがなすものもあったのかもしれません。
今年の私は、昨年までとは違ったような気がします。

授業をせずに、30分以上、Hちゃんの話を聞いていたこともありました。
(勿論、その分、授業自体は延長しましたが。)
試験前、どうしても、完成したい部分のために、一時間も無料で延長したこともありました。
(勿論、お母様の許可は頂きましたが)

生徒の部活の発表会に行く、というのもこれまでにないことでした。

部活の引退時にはプレゼントを渡したり、何かの時には手紙を書いたり、と
けっこうこまめに向き合ってきた気がします。
それも、意識したわけではなく、気付けば自然に、やりたいからやっていた、という風でした。

かつては、学芸会や体育祭などに顔を出していたことを思い出しました。


生徒の合格は何よりもうれしい。
けれども、そこから得られたものは、人と人との繋がりから生まれる、プライスレスのこんなに大きな感動。
久々に感じました。「絆」の美しさを。

Hちゃん、Hちゃんのお母様、二年間指導させて頂き、本当にありがとうございました。

また会える日を楽しみに・・・。





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合格! [Hちゃん(家庭教師)]

Hちゃん、第一志望のN高校から合格を頂きました!

「受かりました!」と電話越しに弾んだ声。

昨日から緊張してその瞬間を待っていたのは、きっと、Hちゃんも、ご両親も私も同じこと。

その瞬間の喜びは、到底文章にできるものではありません。

今年も、色々ありました。ギリギリまで決められなかった志望校。
そして、内申も実力も足りない中でのチャレンジ受験でした。

部活動で思うように勉強が出来ないこともありました。
後半は特に、身体の不調に悩まされました。

時には夜明けに起こされて、きっと泣きながら勉強した日もあったと思います。
物理的に足りない時間の中で、私が課す宿題に苦しんだ日もあったと思います。

けれど、頑張りぬいて、それらを乗り越えたからこそ味わえる喜びを、存分に味わってほしいと思います。

苦しめば苦しんだだけ、頑張れば頑張っただけ、味わえる喜びも大きいものです。
「行ける高校」に合格したのではなく「行きたい高校」への切符を自らの努力で見事掴み取ったHちゃん。
素晴らしいと思います。

そうして苦労して手に入れた「高校生活」ならば、簡単に手放そうとも思わないでしょう。

高校受験は、勉強成果を試すだけのものではないと思っています。
初めての受験というハードルを超えて、培った精神力はこれから生きていく中で
大きな糧となると思っています。

Hちゃんのご家庭は、お母様が、子どものことを本当によく見ているなと感じられる御家庭でした。
ハードな部活スケジュールの中でも、時には夜明けに叩き起こし、宿題をやらせる一方で、限界を越えたと思うと、家庭教師を休ませて休養日にさせていたこともありました。

後半、Hちゃんが不安定になってからは、お母様と何度もやり取りをしました。
その時々の彼女の精神状態を知り、落ち込んでいる時には追い込まないように、また、
私自身、「褒める」ことを意識し、できるようになっていること、を意識させることを心がけてきました。
欠点を告げる時は必ず一つ褒める、一つ褒めて一つ欠点を言う、を心がけながら。


絶対受かってやる、負けるもんか!というタイプが、前年のBちゃんや、数年前のSちゃん、Mちゃんのような子であったとすると、数年前のAちゃんや今年のHちゃんは「受かりたいから頑張っているけれど、不安で仕方ない。」と不安が先に立ってしまうタイプ。

だからこそ、「自信を持って受験に挑めるようにする」ことがひとつの目標でもありました。

そして、私にとっては、
B塾時代から指導してきたMちゃんは別として
本当に五年ぶりに、生徒に心から情が沸いた年でもありました。

いや勿論、塾を辞めた年から教えていたSちゃんやAちゃんにも情はありました。
けれど、生徒に情を持つことが私は怖かったのでしょう。
あの日々と別れを思うと、あの別れを思い出すと、一定以上の情を持たないようにする方が楽でした。
心が自然に、情をセーブしていたように思うのですが、Hちゃんとの授業を通して、そのセーブが
外れたことを感じています。

とにかく素敵なお母様で素敵な御家庭で、楽しんで指導させて頂いた二年間でした。
指導終了が本当に寂しいです。
けれども、今年も最後まで始動させて頂けたことに、そして、合格を頂けたことに感謝して
週末には、最後の挨拶に伺います。

そして、来年度の新規家庭教師はまだ未定。
良い出会いがありますように。




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入試終わり [Hちゃん(家庭教師)]

Hちゃんの入試が終わりました。
後は、発表を待つだけです。

入試当日。
私は友人の家におり、友人のパソコンで大手塾のHPに載る試験問題を確認。

難易度が高いと言われる数学が簡単(泣)
難しいと言われる図形問題の一問目!何これ!何かのひっかけ!?と疑いたくなるくらいでした。

合格点上がるな…と予想。

しかし、Hちゃんの自己採点は
私が算出している合格推定点には及びませんでした。

後は祈るしか有りません。
来週の発表日まで祈ります。

最後の授業時に、花束を頂きました。
嬉しかったです。
そして、寂しかった。

花束には思い出されるエピソードがあります。
かつてこのブログにも書いたのですが
B塾時代、中1の生徒から
「先生ありがとう」と、お小遣いで買ったのであろう小さな花束を差し出されたことがありました。

その直前、新人講師とのトラブルで泣いた折に仲裁に入ったり
何かと世話を焼いた子でした。

私の人生で、あんなに尊い花束はない、と思うほど尊い花束でした。

どこで、道を間違えたのかな、と思うことがあります。
けれど、あれから、修正も出来ているのかな、とも思います。

過去は取り戻せない。過去は修復できない。
けれども、未来だけはこれからまだなんとでもなる。
努力次第で。





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バタバタ [Hちゃん(家庭教師)]

更新に間が空きました。
結婚準備と入試前で、あわただしく日々が過ぎています。

教育ネタと無関係ですが6日に入籍しました。
まだ一緒に暮らしていないので、あまり実感はないのですが。

さて、Hちゃんの入試は月曜日から。
彼女は一校受験ですから、月曜日と火曜日で終わり。

しかしながら、ここへきて、また私立入試前にあった右手の痙攣が再発してしまいました。
数日前の夜、ご家庭へ伺ったところ、慌ててお母様とHちゃんが出ていらっしゃいました。

彼女の手はひどく震え、とても授業をできる状態ではありませんでした。

勉強をしていたら、突然再発した、とのこと。
すぐに病院へ向かうように勧め、その日の授業は無しで帰宅。
それから今日まで二度の授業を組んでいましたが、目前に迫った入試を受けられることが一番重要です。
無理をしないよう伝え、どちらもキャンセル。

月曜日に迫る試験、無事に受けられるか…。
学校の先生には連絡済みで、高校側にも連絡してくださるとのこと、
とにかく突然痙攣が始まるので、私も不安です。

精神的なもの、ストレスやプレッシャーもあるのかもしれません。

今日はプリントを置きがてら、ご家庭に伺い、説明をしがてら
一時間程雑談に興じました。
卒業式の話から恋愛の話まで。

三年間の中学校生活、存分に満喫した様子は
余白をびっしりと埋められた卒業アルバムからも伝わってきました。

笑って話して、少しはストレスも軽減されると良いのですが。
ここまできたら、本当にもう、苦手なリスニングがどうの、方程式がどうの、よりも
どうか無事に入試を受けて帰ってこられますように、と祈るのみ。

明日、最後の授業です。
今日、塾から帰ったら、メッセージカードを書いて渡す予定です。



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あとすこし [Hちゃん(家庭教師)]

まもなく三月。

Hちゃんとの授業も残すところ6回のみとなりました。

冬休みからこれまで、総復習テキスト→公立入試対応のパターン演習テキストと進めてきました。
パターン演習ではその問題集の問題をできるようにすることは勿論ですが、
更に出来の悪い単元や苦手の類型を洗い出し、その演習を、毎年生徒達に貸し出している、パターン別に問題が掲載された過去問集と、学校で購入した総復習用問題集などを利用して強化してもらいます。

定期的に、過去問でデータ計測。
当日目標点に達さなければ、取るべきどこの問題がとれていなくて、その問題で得点するために
何の強化をしなければならないかを伝え、更に強化を繰り返します。

そして、総仕上げは入試模擬問題集。
当日と同じ形式での模擬試験集で、計6回分あります。

これを実施する頃になると、入試対策演習も最終コーナー。
そして、指導終了がもう目前。

英語数学は、まずは授業中に実施します。
時間配分を伝え、配分に問題なくできる生徒の場合は、次回からはやってきてもらって授業で解説。
しかし、時間配分のおかしいところなどがある場合は指摘し、授業中にやってもらうことを繰り返します。
時間内にいかに無駄なく得点できるか、です。

そして、自己採点を行い、ここでも、当日点目標に届いているのかを確認。
届いていなければ、出来の悪い単元や出来なければならない問題を繰り返して貰います。

毎年、同じ方法で指導を進めています。
だからこそ、この問題集をやる時期が来ると、感慨深くなるのです。

Hちゃんは、完全にエンジンがかかっており、精神的に不安定な状態からも脱しました。
内申点が足りない時点で相当不利ではあるものの、
今年、彼女の受験校は倍率も低く、なんとか合格を欲しい、と切望しています。

残り6回。
ついついカウントダウンをしてしまいます。
本当に寂しくなります。
毎週、楽しい家庭教師でしたから。

ご家庭を出て、空を見上げると満天の星空でした。

有限な時とはわかっていても、それが日常の中にあると
まるで無限に続くかのように、当たり前の日々の中では
それが有限であることを意識しません。

こうして時が来て、初めて、いつも意識します。

2年、3年、下手したらそれ以上、毎週変わることなく通い続けてきた場所に
あと少しで、行くことがなくなります。
たいがい、住宅街にあるご家庭に通いますから、そのご家庭に行かなくなれば
その道を通ることも全くなくなります。
それは毎年の出来事なのですが、周りの風景も、信号の変わるタイミングさえ把握した道を走らなくなる時が来るのはいつでも寂しいです。

SちゃんやAちゃんのように、親交が続く生徒だと
年に一回ほど、久々にその道を通り、ああ懐かしい、そんな感慨を持ちます。

今年も本当にあと少し。
泣いても笑ってもあと二週間弱で受験が始まります。

どうか、どうか、合格を頂けますように。


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不安 [Hちゃん(家庭教師)]

公立の志望校が決まらなくて、三者面談でも猶予を貰ったHちゃん。

最終決定期日の前日は、「もうどうしていいかわからない」と泣いて、
完全に精神不安定になったようでした。

「私立には行けないから、家が破産しちゃうから」と泣いたというHちゃん
そんなことない、大丈夫、となだめたというご両親。

元々、私の住む地域は公立高校が強いため、一定以上の成績を持つ子の親は
公立高校への進学を望みます。
勿論、金銭的にも公立が良いことに間違いはないのですが。
Hちゃんのご家庭も例外ではなく、当然「公立へ」という言い方をされていましたが
場合によっては私立高校でもOKというのも本音だったのではないかと思います。
ただきっと、「私立でもいい」という逃げ場を与えないために、あえて「公立に行って欲しい」という言い方を
したふしもあるでしょう。

今回、O高校に受かったことで、伝統もある学校ですし、私自身も、お母様も
「Oならいいなあ」という気持ちがありました。

しかし、Hちゃんは「何が何でも公立に行かないと」という気持ちの中で
不安や緊張がピークに達していたようでした。
学校でトラブルもあったようで、精神的にひどく落ち込んでいると、お母様から伺ってもいました。

いつもはきちんと挨拶してくれる彼女が、今日は目も合わせず蚊のなくような声で挨拶をした時から
ああ、まずいな、と(笑)

まずは、O高校の良さを前面に出して、もし公立ダメで進学することになっても
いい学校だよ、とアピール開始。(O高校の回し者みたいです 笑)

「修学旅行、○○(地域名)に行けるって!××(観光スポット)に行けるらしいよ」
「行ってみたかったんです!○○?いいな、NやNSの修学旅行先、嫌なんです。」
「○○、私も修学旅行で行ったよー。××ののチーズフォンデュが美味しかったわー」
「うわあ、食べたことない。おいしそう!いいな行きたい!」

「私立って、派手ですよね?なんかお金持ちの子ばっかり行くんじゃないですか?いじめられないかな…」
「そういう私立はさ、中学からの付属があるとこでしょ。Oはみんな高校からじゃん。公立落ちてくる子も多い学校だし、私の友達で行った子もいるけど、全然普通の家の子だよ。」

ついでに、笑えるネタを披露して、ウケも狙いに。
笑顔が戻ればとりあえず一安心できます。

「公立、理科頑張ったら、少しは可能性上がりますか?」
「うん!理科、週末に頑張ってもらえるように、何をしたらいいのか、プリント作ってきたよ。」

具体的に、何をしたらいいのか、を示しつつ。

「数学、この手の問題、よくできるようになってきたね」
「長文、よく読めるようになってきたじゃん。ここパーフェクトじゃん!英語はやり込んだら得点源になるね」

褒めながら、気持ちを上げながら。
前向きに頑張れるように。

そういえば、いつかも、よくこうやって、必死で生徒の気持ちに寄り添いながら
気持ちを高めながら、一緒に頑張ってきたなあ、と思います。
あの頃をふと思い出す瞬間でした。

お母様に授業報告をする時には、明るい彼女に戻っていて「週末頑張ります」と。

お母様からも「元気になったみたいです」と報告を頂けました。


あと一ヶ月弱。

本人は勿論、お母様にとっても、大変な時期が続きます。
あと少し。頑張りましょう。

家庭教師を始めて五年。ここまで担当受験生の公立高校合格率100%。
けれど、今年ばかりは言いたいです。
私立に行っても大丈夫。そんなに心配しなくても大丈夫。
私立でも公立でも、頑張って決めた道なら、それはきっと縁のあった道。

いつかの私もそうだったように・・・。
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後一ヶ月 [Hちゃん(家庭教師)]

私立合格後、Hちゃん、お母様と三人で話す機会を持ちました。

やはり、Hちゃんは元々本人が受けたいと言っていたT高校をおさえたい、
お母様は、合格3校の中で一番レベルの高いO高校をおさえにしたい、と。
(おさえ→本命は公立高校なので、公立に落ちた場合の進学先となる私立)

私としても、O高校をおさえとして、受けたい公立を受けるのが一番なのではないか、と
私自身の意見を話しました。
また、将来、指定校推薦で大学進学したい、と希望しているご家庭なので、
指定校推薦の選択肢が多いのはよりレベルが高いO高校であると私は踏んでいました。
元々、商業科の実績が大きいT高校より良いのではないか、等。
様々な視点から話をしました。

勿論、最後に決めるのは本人です。
3日たった今日、お母様から、O高校へ一時金を振り込んだこと、
そして、公立受験校は迷いに迷い、今日の三者面談でも決められずに、木曜日まで待って貰うことになった、と連絡がありました。

今日の授業では、必ず、Hちゃんから何か話があるだろう、と
受験前ではありますが30分程は話に費やす心づもりをしていました。

これまでも、入試前だからこそ、こうして、長く話をすることが、どの生徒ともありました。

案の定、「N高校とNS高校で迷っています…。」と。

「やっぱり、公立行きたいなって…。O高校なら私立でもいいから公立は好きなところ受けなさいって言われたけど、公立だったら、○○(彼女がやりたいもの)を習っていいって言われてて。でも、NもNSもどっちも厳しいと思うけど、まだNSの方が受かる可能性高いですか?それならNSかなって思ったりして。」

「そうだね、どっちも内申、実力ともに足りていないけれど、NSの方がNよりはレベルが下がるからね。でも、Hちゃんは、元々あんまりNSに惹かれていないの?何か惹かれない理由があったのかな?」

「どうしてかはわかんないんだけど。NSに行った友達の先輩がつまんないって言ってたって聞いたからかな…。でも、その人のこと知ってるわけじゃないし、NSの生活のことはあんまりよくわかんなくて。Nは部活の先輩が行ってて、すごく楽しいよ、おいでよ、って。」

「なるほどね。NSの方が想像しづらいのかな。Nは確かに、校風が自由だから、楽しい、っていうイメージのある学校だもんね。でも、同じ自転車通学としても、Nの方が遠いんだっけ?」

「そう思ったんだけど、お母さんと調べたら300メートルしか変わりませんでした。NSだと坂があるんです。
Nは平坦だから。NSって坂を上らずに行く方法ありませんか?」

「あの学校坂の上じゃん!(笑)ヘリかなんかで通わない限り、不可能かと(笑)」

「確かに(笑)NSだと中学の子、たくさん行くから心強いし、でも、Nだと新しい友達たくさん作れそうだし。なんかほんとどっちがいいかわかんないんです。ひとつだけ、制服はNの方が可愛い」

「それは間違いないね(笑)Nの制服可愛いもんね。」

30分くらい話して、授業に入りました。

彼女の取り組み方が変わってきたのを感じます。

公立受験を目指していて、ボーダー外にいる生徒に対しては、ギリギリまで
厳しいことを言って、あえて追い詰めることがあります。
今年はそれをしていません。

いつでも、この段階まで来たら、
本人はもう、やりこまなければいけないこと、苦手を潰していかなければいけないことも理解しています。

「入試の前日にやったことが、入試で出るかもしれないんだよ!?間違えたものをやれるようにしてこそ勉強だよ!できなかったことをできるようにしてこそ勉強だよ!」

特に今年、それを何度言ったかわかりません。

今回、偶然にも、O高校の入試前日にやらせた、入試に出そうな内容のプリントと同じ問題が出題されました。
また「文学史出るよ!」と渡していたプリントからの出題が三校目でもあり、本人の中での意識も、変わってきているようです。

これまで、精神的に「何が何でも受かってやる」という強さのあったSちゃんや、私の前だからこそ泣いたりする長い付き合いのMちゃんの時には、「わかっていてできていない」ことで叱ることがありました。
そうしてギリギリまで、発破をかけ、本当にギリギリの時期に、合格圏内に入ってきたりしました。

しかし今年はしていません。Hちゃんの不安感が、ただでさえ、とても強いことを感じるからです。
これ以上追い込むのではなく、「自信を持って挑めるように」してあげたい、と思っています。

それぞれの生徒のその時々の状況や性格に合わせて、向き合っていけるのは、家庭教師ならでは、と思います。

英作文の単元、採点しているとぼろぼろミスが出て、バツが連発し始めると
横で、顔が曇るのがわかります。
「はあ…ヤバい」

「英作文、出来るようになってきたね」
「できてないです」
「最初はさ、形もできてなかったじゃん。今、主語と述語動詞の大体の形はできてるじゃん。文法もちゃんと、不定詞使うこともわかってる。でも、ここにそのレースで、ってあるよね?~で、は?それ抜けてるよ。そこだけ。」
「あ、そっか」

「理科、やばいですよね。理科が足引っ張ってますよね。もうどうしよう。」
「よかったじゃん、苦手なのが英語や数学じゃなくて。英語や数学今更その点ですって言われたら、もう手のつけようがないよ(笑)それに、理科、何の単元が苦手か自分でわかってるでしょ?その単元だけやればいいんだよ、どこを潰していけばいいかわかってるから対策できるじゃん。」

彼女との最後の授業まで、あと10回。
寂しいですが。

どこを受けるのでもいい。
どんな結果でもいい。
自信を持って挑むことができるように、最後までサポートしたいと思っています。




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私立入試終了 [Hちゃん(家庭教師)]

私立高校入試が終了しました。
私立入試期間中に、雪がちらつき、三日目は積もるのではないか?と心配しましたが
積もることもなく、無事でした。

入試前日の指導後に、お母様からメールを頂き、本人が物凄く緊張してきている、とのこと。
そういえば、昨年度のAちゃんも、私立入試前日に、物凄い緊張感に襲われていました。
逆に、本命公立入試の日の方が落ち着いていたりする子もいるほど。

私自身、私立入試前日はあまり眠れなかった記憶があります。
第一志望かそうでないか、ではなく
人生で初めての入試。
緊張して当然です。

Hちゃんも、三日間、よく頑張ってきてくれました。

3校受験し、第一、第二志望のO高校とT高校、2校から、本日、合格通知を頂きました。
三校目の通知は明日でしょうが、一番レベルが下がる学校なのでまず間違いなく受かっているでしょう。

学校の先生は「O高校は無理。T高校も厳しい。S高校は大丈夫」との判定でした。

私自身は「Oはちょっとわからない。TとSは受かる」と踏んでいましたので
O高校から合格を頂けたのは嬉しいです。

更に、O高校からは特進コースへの推薦状?が同封されていたようです。
内申はさほど良くないので、当日点がそれなりに取れていたということかもしれません。

これで、安心して、公立一校受験に臨めるな、と思っていたら
公立高校の志望校変更を迷っている、とのこと。

多分、Hちゃん自身は近隣のNS高校をあまり気にいっていないのだと思います。
ただ、内申と実力、通学可能地域から考えると、選択肢がそこしかないので、そこにした、というだけで。

彼女が迷い始めている、というのは比較的近郊にあるものの、レベルがワンランク上がるN高校。

内申も全く足りない、実力もない、という状況。残り、一ヶ月でN高校に受かったら奇跡!というほどの
状況ですが…。

万一、公立に落ちた場合、私立O高校への進学を視野に入れてもよい状況であれば
N高校へのチャレンジを応援しサポートしたいと思っています。

とりあえず、明日、授業後に、お母様を交えて話し合う予定です。




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さいごのテスト [Hちゃん(家庭教師)]

Hちゃん、公立推薦のかかった最後の学年末テスト。
残念ながら、内申が上がりそうにはありませんでした。

可能性が残されていた英語は、平均点+10点で、とても4には届きません。

解答用紙を見ると、解いた問題については、おおよそ出来ているのです。

ただ、後半ほぼ、得点できていません。

やはり「問題を解くスピードが遅い」という彼女の欠点が出ていました。
間に合わないのです。
彼女の学校の試験問題は確かに、問題数多めです。
それにしても遅いでしょう。

大問ふたつ残した時点で、残り時間わずかだったとのこと。
つまり、配点の大きい、後半の大問がほぼ無得点の状態。

ただ、学校の試験の英語であれば、問題を観た瞬間に答が浮かぶくらいまで
やりこんであれば、多少スピードが遅くても対応できたはずです。
これも、「やりこむ」ということが出来ていないことが仇となったと思います。

終わったことは仕方ありません。
まずは、2月の私立一般入試と、その後の、公立一般入試に向けて
頑張っていくのみです!!

授業後に、私立の過去問の解き方や、これからの授業内容等について
お母様を交えて話し、車に戻ると。

Mちゃんからメールが届いていました。

「もうダメ。」

お決まりのメールですが、試験直前で、また「終わらない」「ヤバい」「どうしよう」
とパニックメール(笑)

とはいえ、ここ数回はそう言って泣きながらやって、類型別クラスではありますが、学年2位をキープしています。
最後の最後の試験まで、パニックになりながら勉強するつもりのようです(笑)
「どれか捨てたら?」「大学決まってるんだし、もう大丈夫だよ」といっても、
愚痴りながら、泣きながらでも結局やり続ける。
彼女が闘っているのは、自分自身なんでしょうね。
2位をキープしたい、という思いやプライド。自分でかけているプレッシャーにつぶされそうになりながら
きっと、親にも友達にも見せない感情を、メールと電話で吐き出しているのだと思います。

数通のメールを交わし、励ましと、どうでもいいくだらないネタを書き送って
やり取りしている間に、気分転換になるのか、「ありがとう。落ち着いた」とメールが来て、
勉強に戻っていく気配。

小学校の頃からみてきた生徒です。勉強を見られなくなった今でも
少しでも役にたてることがあるのならば嬉しい。純粋にそう思います。

それにしても。学年最上位クラスの生徒というのは、なんだかとてもスマートに点数を取っているイメージがあった私。(決して優等生ではありませんでした…)
「○○ちゃんって頭いいよねー。なんであんな点とれるんだろー」なんて話を、
自身も学生時代にしたことがありますし、一般的に交わされそうな会話ですが
まさか毎回パニックになりながら、勉強してとっている学年2位だとは、思われていないだろうなあ(笑)と苦笑。

3月になったら食事に行こうね、そんな約束をしつつ。
現在、大学生のSちゃん、Aちゃんともそんなやり取りをしています。
昨年の卒業生Bちゃんからも、近くの飲食店でバイトをしているので「来てください!」といわれつつ
中々行けていません。
入試がひと段落したら、彼女たちの顔をみにいきたいと思います。
指導を終えても、つながり続けられる生徒達がいてくれることを幸せに思います。
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